私は、近所づきあいの減少に問題意識を持ち、近所の方々と交流できる環境が必要だと考えました。 そこで、地域の交流の場としての役割を果たす、昔ながらの商店街に着目しました。 函館市の中島廉売では、お店の方との会話から温かみを感じたり豆知識を得たりすることができます。 本研究では、こうした商店街ならではの長所を生かした、新たな「交流」が生まれる商店街を提案します。
本研究では、一般市民や当事者と共にデザインする「参加型デザイン手法」を用いたワークショップを行いました。 デザイナだけがデザインをするのではなく、様々な知恵を持つ方々と一緒にデザイン活動を行うことができる手法です。 中島廉売の方々や主婦らと共にデザインした案は、多くの共感を得ることができ、新たなアイデアなどを生み出すことに成功しました。 参加型デザイン手法は、魅力的な提案ができるだけでなく、参加者が行動を始めるきっかけにもなることがわかりました。