この研究テーマを選んだ理由は、普段使用しているボタンの押し心地の違いが気になったからです。 例えば、照明スイッチは小さい力で押せますが、火災警鐘のボタンはとても強い力が要求されます。 この押し心地の違いから人は操作の重要さといった印象を感じ取っているのではないかと考え、それらを明らかにしようと思いました。
本研究では、押下操作に着目し、押下力とストローク、面積、温度と印象の関連を明らかにしました。 これら研究成果を押下操作に応用することで、操作内容をより詳細にユーザに伝えることができると考えます。 分析結果から、ボタンのサイズに大小差をつけることで、その差から重要な操作がどれであるか推測できることが期待できました。 このようなインタフェースへの応用が本研究の成果だと考えます。