テキストマイニングによる高齢者-若年者会話の分析

佐藤弘大(南部研究室)

]テキストマイニング

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研究背景

日本における高齢者の割合は年々増加している.現在は超高齢社会と呼ばれており,若年者と高齢者が会話を行う機会も増えてきている.例えばコンビニのレジやコールセンター,病院などで意思疎通を図るような機会を見ることはそう珍しいことではない.しかしながら,高齢者と若年者の間でコミュニケーションをとる際に認知的高齢化によって会話への割り込み,話者交代の失敗,過度の冗長性などが生じやすく,それにより若年者が認知的負荷を高く感じることが問題として挙げられている.また若年者が作業達成のために話題の転換を図ろうとした際に,会話上の齟齬が生じやすいことが示唆されている.

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研究内容

本研究では,高齢者と若年者の会話の内容について分析をすることを目的とした.効果的な分析を行うために,本実験ではテキストマイニングを用いることで,高齢者と若年者の間の会話を分析し,会話の特徴は何であるのか,そこで何が生じるのかの分析を行った.分析にはフリーソフトであるKH Coderを使用し,会話データのテキストマイニングを行った.様々な分析を行い、分散分析から全体の発話の量的特徴について分析を行った後,頻出語分析と共起ネットワーク分析の結果から,全体の傾向の把握を行った.また対応分析によりさらに詳しい傾向の分析を行った.