Techカードを用いたデジタルリテラシー及び発想力向上を支援する教材の開発

市岡晃(美馬のゆり研究室)

デジタルリテラシー

カード教材

デザイン思考

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研究背景

近年,情報社会と呼ばれており,デジタル機器を使用してデータを蓄積し,そのデータを活用して業務の効率化,削減などが行われているため,IT技術の導入は必須条件となってきている。 企業でのDX推進が必要とされる一方,地域でのデジタル技術の導入も必要不可欠である.地域では,地域の問題解決や交流を目的として多くの地域で市民のまちづくりワークショップが行われている。 その中でデジタル技術を活用し新たな付加価値を創造することが必要とされているが,現状の日本のそれらの学習環境は充実していない.そのためデジタルリテラシー教育やデザイン思考の習得を支援する環境を進めていく必要がある.

02

研究内容

本研究の目的は,デジタル技術を記載したカード(Techカード)を活用した,社会における問題を解決・発見するために必要な,デジタルリテラシー及び発想力の向上を支援するシステムの開発である.本研究で提案する教材は,ハードウェアとソフトウェアで構成されおり,ハードウェアはTechカードとワークシート,ソフトウェアは教材管理システムとなっている.これらの教材をワークショップ等で使用することにより,ワークシートや提案の内容からデジタルリテラシー及び発想力が向上しているかを判断する.予備実験を行った結果,Techカードにはないデジタル技術を調べる様子が観察された.しかしながら,実際にデジタル技術を扱う能力の向上やデジタル技術の仕組みを理解することまでは不可能であった